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2月に入ると陸っぱりから狙える魚は減りますね〜。 この時期釣りキチの皆さんは、どうしているのですかね〜 ど〜も、釣り歴2年6ヶ月目になるレベル1っす。 去年、この時期は横須賀、富津に行くかしていたっす。 さらに雪などもあり釣行回数は減り、水箱製作(見事失敗)や池釣りなんかにも挑戦したり、釣りに行きたい気持ちを抑えるのに必死だったっす。 発情期の犬や馬が、種付けできず走って気を紛らわすみたいなものっす。 そこで考えたのは、船釣りっす。 自分は、酷い乗り物酔いになるタチで、今までずっとためらってたっす。 前向きに考えだしたきっかけは、勝鬨屋さん、すみよし会に入ったイガさんから冬のキスをいただいて食べたからっす。 夏前に食べたキス(富津釣行時)は、正直な気持ち、ただ淡白という感じがして、わざわざ船酔いしてまで釣って食べたい魚だとは思わなかったっす。 ところが12月にお二人からいただいたキスは脂がのっていて、あれ、こんなに美味しかったっけ?とまったく違う感じがしたっす。 そうなると、もう真冬の釣りは、これだ!と考えだし、横須賀に行こうと横十間川に行こうと、頭はキス釣りのことばかりになったっす。 船酔いだけは、薬をしっかり飲んで耐えてみるしかない、と覚悟を決めたときから、2週間にわたり、釣具屋を巡り道具をシコシコ揃えていったっす。 まず購入した竿はダイワのキスXのMっす。 まずハゼ釣り仲間が使っているものや、アドバイスにより検討してみたっす。 もちろん予算も考慮してたっす。 予算内で選べる竿は多くはなかったけど、最終的にキスXのMに決めた理由は、感覚っす。 だいたい上記リンク先の竿の説明文なんか、やる前の者には全くわからないものっす。 SとMの区分なんかは、サドかマゾか…釣りと関係ないことをイメージさせるだけっす。 他の竿との違いも、イマイチわからなかったっす。ただ、ハゼ釣りに流用するなら、という視点は少なからずあったかなぐらいっす。 参考にならない話っす。 次にスピニングリールはハイギアの巻取り力があるのが良いと言われてたっす。 一応ハイギアのものはあるけど、軽いのは500番のスピニングリールだけしか無かったっす。 他に巻取り力があるのは、いきなり3000番のもので300gもするっす。 仕方ないからハイギアではないけど普通の2000番を使用する気だったっす。 ところがzura健児さんがダイワの竿にシマノのリールを付けるとは!なんて厳しい突っ込みを入れてきたっす。 毎回感覚で釣り道具を買っているのに、なぜか、竿やリールはシマノに偏りガチなんです。 今回はタマタマ、ダイワな竿だったっす。 そうしたら、健児さんから、ダイワのCALDIA KIX 2500をいただいてしまったっす。 型は旧いかもしれないけど、自分のリールなんかよりはるかに良いものだったっす。 こうなると、もう後戻りはできないっす。 他には防水防寒着はスキーウェアがあるので買わず、防寒用長靴と15号のカクカクした錘とキス用の針を買ったっす。 仕掛けは勝鬨屋さんのメモをもとに作ったっす。 なにげに、このメモが一番役にたったっす。 キスの胴付き仕掛けの図説ってあるけど、初心者のうちはよく釣る方の、わかりやすい図説を参考にしたいものっす。 おかげで残り一週間の間に予備を含め、たくさん作ったっす。 いよいよ釣行日当日、前日の雪、低気圧の通過で新宿駅前でも風がそこそこ吹いていたっす。 ありがたいことにイガさんが新宿駅まで車で迎えに来てくれたっす。 キス釣りのベテランとして、道中、釣り方のコツをいろいろ教わったっす。 向かったのは、金沢八景の船宿「荒川屋」さんっす。 かなりオシャレな船宿っす。 自分が知る船宿って「釣り船 幕の内」ぐらいっす。 あ、ボクシング漫画の主人公の実家っす。 それぐらいしか知識がないっす。 コースは半日コースにしたっす。 船酔いが本当に心配だったからっす。 釣り船は、よく堤防から見る黄色い船っす。 実際に乗ることになるとは。 船釣りに来た方々は、皆さん常連でお互い知った仲で、和気藹々としているっす。 初心者の自分は、そんな常連さん達の動きや道具をじっと観察するだけにしたっす。 よーく観察してると違いが… わからないっす。 ただ言えるのは、皆さんベテランっぽい雰囲気を醸し出してることぐらいっす。 自分なんかはあきらかにペーパーっす。 これはもう釣果に差がつきそうな空気っす。 でも、溶け込み易い雰囲気ではあるっす。 舟座は初心者らしく、お祭り防止を兼ね、左にイガさん、右に勝鬨屋さんに座っていただき、いよいよ出港となったっす。 波は港内は穏やかだったっす。 遠くには富士山が見え、なかなかのロケーションっす。 しかし、あとでこの富士山に助けられるとは思わなかったっす。 船が向かった先は、そこそこ遠い場所らしく、飛沫で濡れないよう一時船室で過ごしたぐらいっす。 よくよく考えると、この時点で朝のマヅメは過ぎているっす。 これで果たして釣れるのか、少し不安だったっす。 ポイントに着くと、皆さん一斉に竿を出したっす。 少し様子を見て、自分も船の真下狙いで竿を出したっす。 錘と仕掛けが着底した後、10秒じっと我慢し、それからゆっくりしゃくりあげるっす。 教わった通りっす。 ところが、なんか最初に着底した場所と違うところに道糸が行っているような… 船は少しずつ動いているからっす。 陸っぱりばかりでしっかり立ってアタリを拾う自分には、動く足場は厳しいっす。 道糸を緩ませ、底をとり… マイナステンション、ゼロテンションと教わった通りに竿やリールを操作するのと、揺れる船の上でしっかり立つので精一杯だったっす。 やがて両隣のベテラン2人は、キスを釣り上げていったっす。 とはいえ、ベテランからしても、この日は渋い日だったらしく、ビシビシ釣り上げるという具合ではなかったみたいっす。 で開始15分ぐらいが経ち、ようやく自分の竿にもアタリが伝ってきたっす。 竿先がグーッとモタレたところで、グーッと竿をあげアワセが決まったっす。 まあまあ良型っす。 嬉しいというより、少ししんどいなぁというのが感想だったっす。 この後しばらくは釣れると嬉しいという気持ちも出てきたけど、しんどいイメージが抜けなかったっす… 実は、この日釣り上げたキスの写真はこれだけっす。 スマホは防水カバーに首から紐でぶら下げ安全対策をしていたけど、写真を撮る余裕がないぐらい、船はグラグラ揺れていたっす。 ポイントが変わるにつれ、どんどん揺れるっす。 少しずつ釣れるけど、徐々に下を見るのが辛くなってきたっす。 やはり船酔いになったっす。 下を見ると頭がグワングワン、目を瞑るとグラグラ…、ひたすら立って遠くの富士山を見ていたっす。 波も高く風も強く、もうダメだというところで終了になったっす。 リバースまではいかなかったけど、久々に酷く酔ったっす。 で釣果はというと自分は21匹だったっす。当初の目標はツ抜けぐらいだったからOKっす。 でもベテラン2人は自分の倍以上釣ってたっす。 最後の気力を振り絞り撮った写真っす。 もっとキスを氷の上に載せ撮れば良かったのに、中途半端な写真に。 ところが、この船酔い、湾内に入るとピタッと治まったっす。 船ね揺れというのは、やはり三半規管をガタガタにするものだと痛感したっす。 この日はイガさんに追加でキスをいただき、アジ釣りの方からアジをいただいて千鳥足で帰宅したっす。 夜はキス、エビ、椎茸の天ぷらに、アジのなめろうを作って食べたっす。 やはり冬のキスは美味かったっす。 この日の天候は、やはり荒れていて船釣りには向いてなかったらしいっす。 少々酸っぱいデビュー戦だったっす。 次回は、もう少し波が穏やかなときに行きたいものっす。
by otokomichi13
| 2015-02-12 12:45
| キス釣り
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